2か月位前の話。
『事務職正社員募集』
8時30分~17時
休憩90分(10時と15時に15分ずつ、昼1時間)
給与200,000円~240,000円
昇給年1回
賞与年2回
年間休日126日(土日祝日休み、GW、夏季休暇、年末年始休み)
社会保険、退職金等、完備
毎週日曜日に入る求人チラシをみて目を疑った。
氷河期世代の私からは夢のような労働条件がそこにあった。
2年ほど前から町工場で事務員をしているが、昇給なし、退職金なし。
給料が上る見込みもなし。
なしだらけ。
火曜日に募集先に連絡したところ、すでに10人の応募があったそう。
担当者は少しうんざり気味に、履歴書と職務経歴書を郵送してほしいと話す。
若い人がいいんだろうな、年齢で落とされるだろうなと思いながら、書類を投函した。
いざ投函すると、淡い期待もでてきて
面接になったら、また休みとらなくちゃとか
思ってしまう。
結論から言うと、一週間後に書類選考落選の手紙が届いた。
30代まではまぁまぁの確立で書類選考は通っていたが、40歳を過ぎてから目に見えて打率が悪くなった。
ハロワの求人検索も『年齢不問』を選択しないと募集要項から外れる。
45歳、定年60歳とすれば残り15年、企業から見たら将来性はないか…
将来性の有効期限はいつまでなのか。
もう期限切れなのか。
子育てと家事と仕事、どれも頑張りたいだけなのにな。
深いため息とともに落選の手紙を捨てた。